切なさと、それで終わらない力強さを感じさせられる作品でした。
主人公の颯くんは、小学生の時に仲良しだった茉莉ちゃんの夢を見る。
桜の木の下で茉莉ちゃんと一緒に過ごすのに、気が付けば一人ぼっちになっている。
そして強く思う。
また、茉莉ちゃんに会いたい。
転校で離れ離れになってしまった茉莉ちゃん。そして知ってしまった茉莉ちゃんの家庭の事情。
颯くんは「その夢」を寂しいだけでは終わりにしたくないと思った。だから「いつか」の未来のために努力を続けることを決める。
夢の中では逢いたい人に逢える。でも、夢が覚めると現実に戻る。
だからと言って「もう一度同じ夢だけを見よう」と現実逃避をすることはしない。そんな夢を越える「より幸せな現実」のために努力を続けるのだと決意。
そんな颯くんの姿がとても前向きで健気で、心を打たれます。
颯くんたちのこれからの未来に、「再会」という希望が待っているのか。二人の幸せな結末が見られる日を切に願いたくなりました。