第22話

「開けますよ?」

「うん。いいよ?」


許可なんているの?なんて思ったけど、確かに必要だった。過去の私に言うならもう少し覚悟しろって。


「あっ!やっとお話しできる!辻梓ちゃんよねっ!私、みんなと友達になりたくって!あ、そうだ!あずちゃん!って呼ぶね?それでねっ、あずちゃんとだけお話できてなかったからいつ話せるかなぁって思ってて!やっと話せるね!今日は一緒に帰らない?送ってくよ!ね?」


「…は。」

「梓さん、席につきましょう。」

「…うん。」

「あら、どうしたの?もしかしてまだ体調が悪いの!?大変!すぐにお医者さんに見てもらわないと!ね?一緒に帰ろう?と言うかその前にうちに寄っていって?お医者さんがすぐに良くしてくれるはずよ!」

「西野さん。迷惑。」

「えぇ?そう?でもあずちゃんまだ体調が悪そうよ?」


木村ちゃんの意外とズバッとストレートに言葉を伝えるところは結構好きだ。なのにこの転入生ときたら、、、。はあ、薬を飲んでいなかったらどうなっていたか、、、。

危なく力を出しそうになった。

あぁ、本当に危ない危ない。

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