永遠に咲く花

第4話

氷の大地に咲く小さな一輪の花

冷たく散っていく それはあたし…


時間と人がすり抜けていく

孤独と悲しみだけ残して

くすんだ空の下へ


心という形のない廃屋

あなたの光が眩しくて

そっと部屋に鍵をかけた


凍える手をみつめて面影に涙した

夢みることも許されない

氷の大地に咲く小さな一輪の花

永遠の悪魔 それはあたし…


信じたい 未来に映る笑顔

失ってしまった感情

たったひとつの真実


足跡さえ残らない あなたといた場所

風に吹かれて 舞う想い…

どこまでも羽ばたいて この声を届けて


氷の大地に咲く小さな一輪の花

気付いてくれた それはあなた…





From 01-ラブ・ワン-

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