最後で出てくる「驚愕の真実」に思わずゾクリとしました。
本作は「二人称」として描かれ、「あなた」と呼ばれる人物のことをじっと認める何者かが語り部となっています。
そして舞台は未来の世界。カクヨムが全世界で浸透し、そこから書籍化やアニメ化を果たす者たちが次々と出てくるようになってくる。
そして「あなた」と呼ばれる本編での事実上の主人公は、いつまでもプロデビューできない状況に焦りを覚えていた。
そのような状況の中で「あなた」が取るようになった行動とは……。
物語を追いかけていく内、「おいおいおい! それはヤバいって!」と健全なカクヨムユーザーたちならヒヤリとするような場面が登場。
そして、迎える結末。
これにはゾクリと来ました。後ろめたいものがない人間でも、やはり改めて「そういうこと」が行われているとしたら、ついついヒヤリとするものを感じてしまうことでしょう。
果たしてこれはディストピアなのか。それとも、かえってこのくらいの方が間違いもなくていいのか。
カクヨムユーザーとしては色々と考えさせられてしまうものがありました。