彼女をプロデュースするはずだったマネージャー。だが、

 彼女を見守るマネージャーの視点がとても良かった。
 彼女を応援しているのか、利用しているのか、それとも憧れているのか。彼自身もはっきりとした気持ちを持っているわけではないのに、最後になって。

「光に近づきすぎた蛾は、焦がれ、落ちた」

 という言葉で、彼がいつの間にか彼女に惹かれていたことに気づく。
 この展開がすごく切なくて、でも美しかったです。

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焦がれ