自分を「間違い」だと感じてしまった時

アンドロイドであるという好きな人との、一夜の逃避行。

主人公と、アンドロイドの彼女。
その会話が優しく、心地よい。

何故、彼女が「アンドロイド」なのか、彼女や彼女の周囲の人々の心情が腑に落ちるというか「そうだよねえ」と自然に受け入れることが出来ました。
「人工知能x青春小説」コンテストの参加作品において、他とは違うAIへのアプローチも新鮮に感じました。

爽やかな読後感の残る、お勧めの中編です。

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