第8話

…やっぱり。




秋の星空の下、街灯に照らされて見えるユウキくんの姿。




部屋から出てきた私に気付いて、やっぱりにっこり。




制服にマフラーひとつのその姿に思わず駆け寄ってブランケットを差し出す。






 風邪ひいちゃうよ




ユウキくんは受け取らない。




「でもそしたらハナコちゃんが風邪ひいちゃうよ。湯冷めするでしょ?」




笑いながらまだ少し濡れたわたしの髪の毛を触った。





 どき。 …あれ?どき?




心臓が跳ねて、顔が熱くなる。




 夜でよかった…、




赤い顔がばれないで済む。

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