第8話

あんなに甘々なケータだけど、意外にも自分の時間をすごく大切にしてる。




前に、旅行に誘ってみたことがある。



そしたら、


「俺、誰かとずっと一緒にいるとか、むり。…ごめん、」


って言って断られた。



真剣な顔で言われたから、当時はショックでしばらく落ち込んだけど、今はその性格も含めてケータだって思えてる。


というか、修学旅行も毎年お休みする徹底ぶりに諦めた。


授業をよくサボる理由もわかったし。





だからあたしたちは、家に帰ってもずっとメールしてたりとかはしない。


用事があったらするけど。




唯一するのは、毎晩11:50に掛かってくる電話だけ。



これだけは付き合ってから毎日、欠かしたことがない。




ケータいわく、

「1日の最後に話すのも1日の最初に話すのもミヤがいい。」らしい。



もう。

嬉しいこと言ってくれちゃって。

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