第65話
社長が言わんとする意図が見えず、そしてなぜ途中で言うのを止めてしまったのか疑問に思うが説明される事はなかった。
シバ社長のような影響力のある人物が、よりによって本人の口から直接”婚約宣言”なんてすればあっという間にリーベンビルズ他、ビレッジ内すべての人に耳に入るのは当然の事。
イトカを知らない人達が大半だけに、様々な憶測が飛び交う。
『一般庶民が金のために玉の輿を狙った』
『社長を誘惑して寝取った』
『庶民に手を出したシバ社長は落ちぶれた』
今後の社長生命に関わる事を恐れた。
「婚約の契りとなる誓約書だ」
引き出しから取り出した1枚のA4サイズの紙をイトカに見せるようにデスク出され、『婚約に誓約書って……』と改めて金持ちのする事は違うなと感じつつ用紙に目を通す。
「本当にします? 婚約……」
いろんな意味で心配になり社長に聞いてはみるが。
「当たり前だ。俺に
「そうですか……」
胸を張って堂々と言われてしまうと何も言えなくなってしまう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます