第5話
「はい?」
先生は、きょとん?とした顔で僕を見る。
「この学校で寮に入ってない生徒を教えてください!!」
「あぁ…いや、教えることは出来ない」
「え、何で!?」
「個人情報だからな、学校側は…教えてあげられないんだ」
「そ、そうなんですか……」
しょぼーん……
残念だぁ……
自分で見つけなきゃならないなんて……大変すぎる。
「失礼しましたー……」
ガックリと肩を落として、職員室を出ると誰かに呼び止められた。
「ねぇ、」
すごく可愛らしい声。
「……はい」
振り返ると、可愛らしい人が立っていた。
「寮に入ってない生徒を探してるのぉ?」
「え、あ…はい」
確か、この人……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます