第3話
でも、それって別に良いよね?
男の子に興味が無くたって、彼氏がいなくたって。
生活している上で何の支障も無いもん。
これから先も好きな人とか、彼氏とか作る予定も無いしねっ!
「んんっ…」
何だか今日はやけに暑い夜だなぁ…。
あたしは無意識の内に布団の中で、ごろりと寝返りを打った。
あまりにも周りがあたしに対して静かだったから。
だから気が付かなかったのです。
そんな娘の人生観に対してママが密かに対策を立てていた事を。
そして、この数分後起きる大事件を
あたしは知る由も無く夢の中を漂っていたのです──。
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