第48話

「皐月はほんと理玖いないとダメそう」



翔太がそうポツリと呟く



「小さい頃からそうだよ。昔から理玖は面倒見良いよね」




「…そりゃあ皐月がこういう性格ならそうなるだろ」



「ひっどいなーもう!あ、どーぞ」



「お邪魔します」



みんなが入り、俺が1番最後に入る。


家の中は松葉杖で生活している。





「皐月?帰ったの…あら、いらっしゃい」




母親の声に、みんながお邪魔しますという。


皐月が部屋でおしゃべりしてるからと伝え、ご飯と聞かれるものの食べてきたと答えて部屋に向かった。





凌と皇紀は怪訝な顔をした。



そう、おかえりと言った相手は皐月だけだったからだろう。

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