第11話
「あ、あのっ星山さん?大丈夫ですか?」
「…えっ、?ああ、大丈夫です大丈夫!」
無理やり作った引き攣った笑顔でなんとか誤魔化す。
「そう、ですか?それなら良いんですけど…。」
「本当に大丈夫ですよ。」
念を押すように、自分にも大丈夫だと言うように必死に取り繕う。
「そこまで言うなら…。あ、そうだ、あとご注文は如何なさいますか?」
「前と同じでブレンドコーヒーとシフォンケーキで、お願いします。」
「かしこまりました!少々お待ちください!」
俺のばっっか。
彼女をあんなに心配そうな顔をさせてどうするんだよ。今日は上手くいかなさすぎるし、とりあえず運ばれてきたらさっさと食って帰ろう……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます