第25話

男「すみませんこれ頼みたいんですけど・・・」



彼氏は早速店員さんに話しかけている



女はさりげなく気になった


女「ねーね何頼んでるの??」

男「お前とペアのやつだよ♪」


・・・・・

・・・・・


女はさりげなく背水の陣状態になってしまう。



ペア・・・当時の女にとってはその彼氏とペアというものを持つのが抵抗を感じていた。



やはりそこまでの感情はなかったらしい



男「ほらっ♪もうすぐ俺達つきあって1週間じゃん??」



そう。



まだ1週間しかたっていないのにいきなりペアるこの男も男である。



女はピッチの速さについていけなかった。



いや何よりそのペアのおかげで別れに踏ん切りがついたのである。




ペアのものはちなみにプレートであった



そこに自分の名前と彼氏の名前がハートに囲まれ掘り出されている



男「世界でおれたちしか持ってないものだよ♪」



プレートは2枚チェーン付きで3万を超えていたのは確実だった




女がその男と音信不通になったのはいうまでもなかった。





「自分のペースをわかってもらうのも大切だが

相手のペースも考えてあげた方がつきあいとしてはうまくいくものである」



女はまた一つ大人になった



チーン

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る