第25話
「おばちゃんあそぼ!!」
「・・・いやじゃ」
対策を練るたびに
ことごとく打破するこの虫女
もうわたくし「6歳児」としてみないように
心がけています
「子供だから何でも許されると思ったら大間違いだぞや・・もう直球でいくしかないぞや」
そう
もう変に小細工はしないことに決めたのです
やはり、子供だからといって
甘やかしてばかりでは
将来ろくな人間にならん
そのいい例が私である。
おばばかとして
やはり私が厳しく指導しなければ
この先虫女を待ち受ける壁を1人で乗り越えられないような弱い子になってしまうでしょう
厳しさも優しさの一つなり
思わず自画自賛している私を横目に
「なんで遊んでくんないの・・・おばちゃん・・
うわーん・・・」
と泣き始める遥。
「だっておばちゃん虫やだもん」
「なんで遊んでくんないのー・・!うわーん」
私の主張を聞く暇なく
朝から鼻水だーだーと泣きじゃくる姪。
そしてその泣き声につられて
息子も泣き始める
「うえっうえっ・・・」
「なんでリョーマまで泣くねん・・」
朝から我が家は泣き声合唱隊が形成される
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