第4話
そんな虫虫パラダイスな今日。
虫女は私とむかでチャンを朝から向かい合わせにする。
「・・・でかいな・・」
うん。
軽く20㌢あるね。
田舎はこれが普通だよね。
「でしょ♪おばたんに見せたかったんだ♪」
可愛い言葉だが
内容
ぐろいです。
なんで朝から
私
むかでチャン見るしかないねん。
「遥・・これは害はないけど見た目が悪すぎだから退治しないと・・
おうちに入り込んで遥の服についてたら嫌でしょう?」
大人な私は
今
子供に正しいことを
教えています。
「えっかわいそうじゃない?」
今更何ゆうてんねん
お前今まで何回殺してきただよ
「とにかく、これは殺さないと」
「おばちゃん・・かわいそうだよムカデ・・うわーん・・」
まるで私悪者やんけ
あんた連れてきたよね私のこと?
しかも
このむかで
瀕死ですけど
多分私呼ぶまで
棒でつっついたと検証します
こっちの方が残酷ではないのか?
私の「ムカデ退治発言」
のほうがムカデにとって
すごくいいのではないのか?
「いや遥このムカデ死にかけ・・」
「おばちゃんひどいよウワーン・・」
「何朝から騒いでんだい」
でた・・
上野家の大奥こと ツタエさん
「あらっムカデ!
ダメダメ!家に入ってきちまうお!」
こうして瀕死状態の
田舎サイズムカデは
ばぁチャンのサンダルにより
その生涯を閉じた。
が・・
遥がそれを見て
さらに
泣きそうである。
そんな時鈴子の声
「遥ーきなこのおだんご作って食べようかー」
「うん!!!遥おだんごだーいすき!!」
鈴子宅に走り抜ける虫女
その時ムカデをさらに
踏み潰していったのを
私が見逃すハズもなかった。
上野家家訓
「虫<食物は基本である」
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