第3話 初仕事
「とりあえず2人には怪異がキチンと見えるようにするね!【サウザンドアイズ】!」
チクリ、と目になにか入ったような感覚が十六夜と来未を襲う。
「いっ!?」
「おい合法ロリ、何した!?」
「怪異がキチンと見えるようにしただけだよ!これで2人ともちゃんと見えるはず!」
自信満々に告げる彩。
「今まではモヤでしか見れなかったからな……」
目をこすりながら来未が告げる。
「というわけで初仕事!この怪異を退治してきて!」
そう言って彩は1枚の紙を2人に見せる。
「なになに……ネズミ型の怪異か」
「攻撃当たりにくいだろうけど頑張って!」
そう言って彩はくるりと踵を返し天元の門を潜り自室に向かって行った。
「……行くしかねぇか」
「だな」
そう言って依頼に向かう2人であった。
「gaaaa……」
ネズミ型の怪異は唸り声をあげてこちらを見ている。
「いくぞ、来未」
「あぁ!」
「オラァ!!」
十六夜が第3宇宙速度で投石をする。
「はぁっ!」
その次に来未は水属性の双剣で怪異を切り刻む。
「こんなもんか」
「だな」
辺りは更地になっていた。
「彩さーん、戻ったぞー」
「おかえりー!2人には楽勝だったみたいだね!」
ニコニコと嬉しそうに告げる彩。
「とりあえず夜ご飯出来てるから食べて食べて!」
「お、おう……」
彩につられるまま食堂へ向かう2人であった。
「いやぁ、今日も疲れたな」
「アタシは楽しかったけどな!」
「とりあえず寝るか。おやすみ、来未」
「あぁ!おやすみ十六夜!」
そう言って布団に入る2人。
初仕事は大成功なのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます