エピローグ:インフレ因習村
「はあ…はあ」
僕の大学の同回生が行方不明になって丸一年経った。僕は彼と仲が良かったので、彼が彼の実家の近くにある村のことをよく話していたことを知っていた。
僕は、夏休み、彼を探すことにした。
「はあ…はあ…」
そして、彼が言っていた村を見つけたは良いが…
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
入ってすぐの今、夥しい数のおかっぱ頭の少女に追われている。
「久々だな。禁忌を犯したくねえから、お腹の膨れる精液は取れねえが、小腹が空いているから、お前の髪の毛いただくぜ!」
「六六六六人の我が娘たちがあなたの髪を喰らうわよ!」
その少女たちの奥には、一年という年数しか経ってないとは思えない程、歳終え皺の増え中年のようになった彼と彼と同年代に見える女性が立っていた。
二人とも不気味な笑みを浮かべている。
果たして僕の運命は如何に・・・
(了)
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