おひなさまを埋めてはいけません
秋犬
1 序
人の形を模した形、それも想いの込められたものを処分するには心苦しいものがございます。一般的にはお寺や神社で人形供養をしてもらうことが良いとされていますが、それが難しい場合は自宅で供養を行うという手段もあります。
何しろ、人形というものは時間が経てば経つほど自分を人間だと思うようになります。処分する前にしっかり役目が終わったことを言い聞かせれば、彼らもわかってくれるでしょう。
日本には人形供養をする寺社がいくつか存在します。毎年各地から集まった多くの人形を供養し、お焚き上げを致します。主人が亡くなったもの、必要とされなくなったものなどが感謝の言葉を胸に天へ昇っていかれます。
その多くは、ひな人形や五月人形です。日本では古来より子供が生まれると人形を飾りました。そして子供の厄を人形に背負ってもらい、子供は健やかに育つよう祈りました。現代でも子供が生まれたらひな人形や五月人形を買い与える風習が残っています。豪華なひな人形や勇ましい五月人形は、子供の愛らしさを存分に引き立てます。
こうして日々、役目を終えたひな人形や五月人形は人形寺へ持ち込まれます。その多くは子供が成人して役目を終えたものばかりです。彼らも成長した子供の姿を見て、安心して旅立つことでしょう。
しかし、供養もせずに人形をある方法で処分すると、恐ろしいことが起こるのをご存じでしょうか。
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