自分にとっては学校のアイドルで初恋だった子

片山大雅byまちゃかり

未だに後悔している初恋のお話

 コロナ禍の最中、高校二年生の頃だろうか、自分は彼女から目を離せなくなっていた。


 今思えば、初恋だったのだろう。でも当時の自分にはそれが理解できなくて、理解しようともしなかった。


 彼女はマスク越しでも分かるくらい笑顔が眩しい女の子だった。特に推しを熱く語っていた際の姿は、今でも自分の記憶に色濃く残っている。


 ある時、自分は靭帯損傷で数ヶ月歩けない時があった。彼女は何かと気にかけてくれた。優しい子だった。


 自分の気持ちに気づいたのは高校三年の終盤も終盤。彼女は就活で忙しかったし、自分は自分で進学で大変な時期だった。いや、それは言い訳にしかならない。


 今思えば、告白するタイミングはいくらでもあった。書道の時間に言えてれば、昼休みに呼び出して、いくらでも手段はあったのだ。


 けれど自分は結局、最後まで告白できなかった。理由は明白、自分は臆病だったから。


 おそらく、この後悔は一生引きずることになるだろう。自分の初恋は、チャレンジする事なく終わってしまったのだから。

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自分にとっては学校のアイドルで初恋だった子 片山大雅byまちゃかり @macyakari

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