第22話

「そんなこと、ないわ。光は、すごいわ。私の能力で作りだした弓矢を操るのは大変なのよ。それを使って、望樹の実まで射落とせるなんて。すごいわ」

かぐや姫の透き通るような笑顔に、光は得意そうに声を上げて笑った。

光。子供のように、純粋で、素直で、優しくて。大きな暖かさを持つ。

私は。

あなたと、いたかったの・・・・・・。

ごめんなさい。光・・・・・・。

かぐや姫は、望樹の実に、ふっ、と息を吹きかけた。

ころん、ころん。

ころん、ころん。

優しい鈴の音がその実から響き渡り、金褐色と朱色に輝いた。

「ほぅ。美しいな」

のぞきこむ光の目の前で、その実は

「えぃ!」

というかぐや姫の声と共に湖に投げ込まれる。

「あ~~~~~っ!おまえ、俺があんなに苦労した物を・・・・・・っ」

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