ディメンションライダース
天廻月媛
第0話 次元跳躍者
2025年3月17日突如として、東京の某所が異界と接続され、東京23区壊滅。
…私は気がつくと一人道の真ん中に倒れていた。何故こんなところに倒れているのか思い出そうとするが思い出せない。起き上がり、(なによこれ)とりあえずあたりを見回す。あちこちに何かの残骸が転がって、ビルもそこら中が壊れ、ボロボロだ。そして何よりも異様なのか誰もそこにいないということだ。ふと、視界の隅に何かが映った。次の瞬間(それ)は姿を表した。(それ)は一見人のように見えた。しかしその体表を覆っているのは、無機質の金属版で所々から配線のようなものが見えている。足は、不自然なほど長く膝が逆関節となっている、顔は、下半分が、銀色の仮面のようなもので、覆われ上半分は、巨大な2つの赤い目が大部分を占めている。コンピューターのバグったような鳴き声を出した瞬間、その怪物は一気に距離を詰め飛び蹴りを放った。…がとっさに、私の体が反応し同じく蹴りでガードするも20メートルほど吹っ飛ばされる。(痛い。ていうかなんで私反応できたの?)。考える間もなく、バッタロボが追撃の蹴りを放つが、これも私の体が反応して腕でガードする。腕の骨が軋む音がする。(マジで痛い。腕が折れそう。このままじゃ…)私は近くにある鉄パイプを拾い、構える。バッタが蹴りを放つ。私はそれを鉄パイプで受ける。しかしながら、その一撃は防げたもの、30メートル吹き飛ばされ、一撃で、鉄パイプが折れてしまった。それに先程の2回攻撃を喰らったせいで全身が痛む。バッタは勝利を確信したようで、あえて攻撃をしないで私の前に立っている。(こいつから逃げられられない、っていうか、逃げようとしたら背骨おられる。戦うしかない。)バッタが止めの蹴りを放つ。全身が臨戦体制だったからだろうか?今度は蹴りを交わすことができた。そのそのまま転がると目の前に落ちていた何かを本能的に拾う。そしてそれを直感に導かれるまま腕につけて、腰に叩きつける。機械音のようなものが響くと腕につけたそれの1部がはずれ、ベルトのように腰に装着されていた。そのまま叫んでポーズを決める「変身!」次の瞬間、全身の神経に針を刺されるような痛みが走り、体が内側から爆発するような衝撃を受ける。衝撃と痛みが収まると、全身が機械の鎧のようなもので覆われていた。っとバッタが蹴りを放ってきた。とっさに腕でガードするが今度は多少衝撃を感じるだけで全く痛くない。それにバッタの動きが妙に遅く見える。今度は私がバッタに渾身の拳を叩き込む。凄まじい音とともにバッタが吹っ飛びビル一棟を貫通して向こうの大通りに放り出される。私は大通りに向かって走り、倒れてる、バッタに蹴りを叩き込む。すると、アスファルトごとえぐれ、バッタが30メートル上空に打ち上げられる。バッタは落ちてくると、急に硬直した。本能が危険だと叫ぶ。次の瞬間、バッタが消え脇腹に大きな衝撃を受ける。「ぐっ」見ると、少し装甲が破損していた。あたりを影のようなものがたくさん飛び回り、瓦礫やガラス編が辺りを舞う。その影が1つにまとまった瞬間。周りの時間が止まり、瓦礫やガラス辺が静止する中、バッタだけがスローモーションのように動いている。私はゆっくり動くバッタをよく見るとバッタの顎らしきところにに渾身の拳をぶち込む。凄まじい強音とともに、バッタが凄まじいスピードで上空に吹っ飛ぶ。20秒、ほどすると、バッタが落ちてきた。よく見ると、首が変な方向に曲がり、配線が飛び出し、スパークが散り煙が上がっていた。(ここで躊躇してはいけない。)私の直感が警告する。もうコツつかんでいる。私は再び世界の時を静止させると上にジャンプする。そして空中で再び中を舞っている。瓦礫と大気を思いっきり蹴り、片足をまっすぐ伸ばし、空中蹴りで生じた衝撃波が地上に到達する前に私は渾身の蹴りをバッタに叩き込む。次の瞬間、大爆発が起こり、クレーターができた。バッタはわずかな残骸を残して消滅した。すると上からひらりとカードのようなものが落ちてきて、私の手の中に収まった。見ると、先程のバッタが描かれている。私は腕のそれを操作し、機械の鎧を解除する。そして気づいた。全身が痛くないどころか、あざ1つないのだ。後になってよく見てみると腕のそれはどうやら複雑な装置のようだった。その装置には、モニターのような部分がありそこに1と表示されていた。私はとりあえずそのまま探索を続けることにしたが、途方もない大きな戦いの予感がした。
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