神様は救いたい。

救いたいと思うこと自体は神様の世界でも罪ではない。
ただ、想いが高じて「神様」として保有している大きな力を行使してしまうことが罪なのでしょう。

見守るだけで何もしない存在に意味はあるのか。
きっとあるのでしょう。

神様であれば理解できるその「意味」を神様でありながら理解できなかった主人公は人間として下界に堕とされてしまった。

元神様という異色な経歴の主人公が、堕とされたきっかけとなった少女と出会い時を重ねて行く。

考えさせられる深い物語ですね。
独創性のある物語を読みたい方におススメです。

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