あの松本〇張も、アガサクリ〇ティーも、これほどの発想はしなかった!!
次々浮かび上がってく事実、息をもつかせぬ驚きの展開……
文字通り、まさかの階段を駆け昇っては降りてゆく圧倒的なサスペンスに、終わりの読めない登場人物たちのギリギリの駆け引きが交錯する!!
"ひな壇"という限定された小宇宙における、決して人間の及び知らぬことのない"人間活劇"が、今ここに幕を開けた。このような作品が無料で見られるとは、なんとも素晴らしい時代になったものだ。
今回は掌編ではあった。しかしおそらく話はここにとどまるまい。私見ではあるが、同作品はこれより先、ミステリーだけにとどまらず、コメディ、ホラー、純愛作品として、数々の続編を生み、声優陣を交代してもなおメディアに語り継がれる『サザウェさん』のような存在となると断言しよう。
それから目を離し生活を継続するなどあり得ない。カクヨム読者なら、ひとまずこの作品に目を通すべきなのだ。
それがたとえ、どれだけツライ事実となってふりかかってこようとも、まずはすべてを受け止めることが、小説を読むと決めた者のつとめなのだから。