今時のご家庭事情だと、昔ながらの伝統的なひな人形を飾る風習というのも廃れ気味なのかもしれません。
高いし、狭いし、そもそも結婚できないし。
そんなわけで、ひな人形というものを飾らないばかりか、あろうことか正しい処分の仕方すらもわからないご家庭もあるわけですね。
ところで、人形というものは意味もなく人の形をしているわけでもなく。
人の祈りや願いなど、強い「思い」の感情を託され、それを叶えるための依り代としてそういう形をしているわけですから……ぞんざいに扱えば相応の目に遭いますし、正しく扱えば恩恵もあるわけで。
そしてそれは脈々と託され続けて継がれたものであるほど、とても強い力を持っているわけで。
人形「達」の思いの行く末、その目でお確かめください。