第23話 娘でもあり母でもあり…
メイは私の愛娘やった。
相思相愛でいつでも私にべったり。
そんなメイは、何でかさあ寝よう!と枕に頭を沈めるとそそくさと寄ってきて顔の横で何やらにゃあにゃあ言うてた。もう寝るこら静かにしてや〜て言うてもにゃあにゃあ。何でなんやろ?と思ってた。
ある時母と会話してる時にメイの話になって。
そこで寝る時のメイのにゃあにゃあの意味が明かされた。
なんと!メイのにゃあにゃあは子守唄やったらしい。母曰く私と別々におっても私が寝ようとすると部屋まで走っていき、私が寝付くと母のところにやってきてまるで『あの子寝たで!』みたいな感じで報告に来てたらしい。
それ聞いて思わず笑ってもたがな。
あれ?私ってメイの娘やったん?ってね。
でも思い返してみれば母親気取りな所あったな。私が体調崩した時はずっと寄り添ってたし、トイレで吐いて籠ってた時もドアの外でずっと切ない声で鳴いてたしな…。
あれって心配してくれてたんやろなあ。
娘の顔と母親の顔。使い分けて私と共に生きてくれてたんやなあ。非常に愛い!たまらん!
気まぐれもんてぃー にゃんにゃんにゃん ぽてぃお @gakutaso
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