大切なものに気づく話

お雛様を通して家族で起こった小さな、けれど主人公にとっては大きな事件。

その情景や心象がとても丁寧に描かれていて、ほっこりしました。

家族それぞれの立ち位置で、見え方はちょっとずつ違っていることが、少ない描写ながら伝わります。

暴れん坊の弟くん、こういう経験を踏んで育っていけば、いずれ将来は女の子の気持ちのわかる子になるんだろうな。
なんてその後も想像しました。

その他のおすすめレビュー

和叶眠隣さんの他のおすすめレビュー106