④ 10月:クライマックスシリーズ&日本シリーズ
第5話
ペナントレースが終わると、各リーグの1位~3位のチームによる「クライマックスシリーズ(CS)」が行われます。これは「日本シリーズ」への進出権を賭けるものです。
クライマックスシリーズは勝ち抜け戦になっていて、ファーストステージとセカンドステージの2段階に分かれます。
ファーストステージでは、3位のチームと2位のチームが、2位のチームの本拠地球場で戦います。先に2勝したほうがセカンドステージに進みます。
セカンドステージは、1位のチームの本拠地球場で行われます。先に4勝したほうが優勝です。
そして、1位のチームには最初から1勝分のアドバンテージが与えられています。つまり、1位のチームは3勝すればいいというわけ。
こう書くと、1位のチームがかなり有利じゃないかと思われそうですが、そもそもCS制度の導入前は「ペナントレースの優勝」=「日本シリーズ進出」だったんですね。
なので、長いペナントレースを制した優勝チームに特に有利な仕組みになっているのは当然といえば当然なのです。
逆に言えば2位・3位のチームが日本シリーズが出ようと思ったら、それぐらいの障壁は乗り越えなくっちゃいけません。
しかし、これほどのアドバンテージを与えられてもなお、1位のチームが敗れることもありますからね。
ええ、2017年のカープもそうでした。3位のベイスターズが鬼気迫る勢いでファーストステージを勝ち上がり、その勢いに呑まれたように負けてしまいました…。
そんなわけで、ペナントレースで優勝しても油断できないのがCS制度。
2位・3位のチームのファンにとっては、ペナントレースが終わってもまだ野球が楽しめるという仕組みになっています。
両リーグのクライマックスシリーズを制した2チームにより、日本一のチームを決める最終決戦が「日本シリーズ」。
アドバンテージはなく、先に4勝したチームが日本一の栄冠を掴みます。
開催場所は、一方のチームの本拠地球場でまず2戦、次にもう一方の本拠地球場で3戦、それでも決まらなければ最初の球場に戻って3戦…というふうに、双方のチームの本拠地球場を行き来して行います。
カープは2016年と2018年に日本シリーズに進出したのですが、どちらも残念ながら敗れてしまい、日本一にはなれませんでした。
2019年こそは、広島の地に日本一のチャンピオンフラッグを持ってきてもらいたいものですね。
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