本条 里都
第2話
「里都ー!!!」
大きな声で 本条 里都 のもとにやってきたのは友達の 上野 若奈 。
若奈とは高校一年生からの友達で二年生になった今でも仲良くしている。
「どうしたの若奈?」
里都は若奈の方を向いた。
「あのね!あのね!時也先輩の写メゲットしちゃった!!」
時也とは 雪城 時也 高校三年生。
里都達の一つ上だ。そんな時也を若奈は一年生の時から追っかけている。
「よかったねー」
里都は若奈のテンションの高さに押され気味になりながら言った。
「あー。時也先輩マジかっこよすぎ彼女になるたいわー」
浮かれながら言う若奈。
確かに好きな人と一緒にいられるのは幸せなことだろう。
でもそれを簡単にできないのが現実。
里都はそう考えてる。私に何か手伝えることはないか、協力できることはないか若奈の為に考えるが時也との接点が全くない里都は応援するくらいしか出来ることがない。
そう考えてるうちに教室に先生が入ってきて若奈は急いで自分の席に戻っていった。
あ。そういえばもう授業が始まる時間かと里都は机の中から教科書を取り出して授業の準備をした。
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