私のお兄ちゃん

梨里

第1話 私はただの一人っ子

 「おはよー。姪ちゃん!」仲良しの香夜に挨拶された。私の名前は宮下姪。さっき私に挨拶してくれたのが、友達の香代ちゃん。香代ちゃんには二つ年上のお姉ちゃんがいる。香代ちゃんがお姉ちゃんの話をするたびに、いいなぁって思っちゃう。なんにせよ、私は正真正銘の一人っ子だから。本当はお姉ちゃんがいいんだけど、お兄ちゃんでもいいから上がほしいんだよね。はぁーとかため息ついた感じで、一時間目が始まった。


 一時間目が終わって、最初の休み時間になった。なにをしようかな。と悩んでいたら、後ろの方から「絵かこ」という声が聞こえた。後ろを見ると香代ちゃんだった。香代ちゃんは絵が好きで、いつもマンガを書いている。でも、すっごく元気なんだ。私は別に絵はうまくはないんだけど、かわいい絵ならかけるよ!そしていつも自分の絵にすると、家族とあと、お兄ちゃんとか、お姉ちゃんの絵を書いちゃうんだ。癖なの。「キーンコーンカーンコーン」あっチャイムがなっちゃった。席に戻らないと。


 二時間目が始まった。二時間目は算数だった。私は算数すごく苦手で、成績表で算数だけ、△だったこともあるの。そして今、先生が計算の解説を始めた。残念ながら私はなんもわからない。ただ先生が、黒板に書いてあるのを、写すだけ。それに比べて香代ちゃんは「ハイ」って問題に答えているの。さすが、私の一番の親友! 


 二時間目が終わって、休み時間になった。二時間目のあとの休み時間は一番長い。だから、クラスのみんなでドッチボールをする事になった。私って名前が姪っていうけど、意外と外で遊ぶのが好きなんだ。鬼ごっことか、ドッチボールとか、かくれんぼとか。それで、意外と思われる面があったんだよね。香代ちゃんも外で遊ぶのが好きっぽいから、一緒にやることにしたんだ。ていうか、クラスのみんなやることになった。男子対女子でやることにしたんだ。それで、女の子たちがどんどん当たっちゃって、残り二人になっちゃった。そして、難なく倒されちゃった。うーくやしー。


 三時間目と四時間目は図工だった。私の一番好きな教科なの。今回のテーマは、「光のさしこむ絵」えっとそれは、プラスチック製のダンボールを用意して、そこにセロハンをはって窓に飾ると、透けていい感じに見えるってこと。他にペンで塗ったりもしていいって先生がいってた。まずは、どういうテーマを元にして、作品をつくるんだけど、私はもう決まった。朝の自然と夜の都会にした。斜めに区切りをつけてこうしてこうすると―

よぉし終わった。とどうじに、給食の時間のチャイムがなった。おなかすいたなぁ。


 給食の時間になった。今日のメニューは牛乳、わかめのサラダ、大根スープ、肉じゃがだった。やばい。おいしい。何回でもお代わりできそうだけど、大根スープのこしたから、お変わりなし。うぇーん。


 今日は四時間で、かえるのがはやかった。私の家は学校から、10分くらいでつく遠さ位で、香代ちゃんと同じマンションにすんでるんだ。だからいつも一緒に帰ってるんだ。 

他にも同じマンションの子が居るの。えっと、橘 心葉ちゃんと、橋本 幸太くんと、春風 香ちゃんと佐藤 莉一くんだよこのみんなとはよく、近くの公園で遊ぶんだ。私が住んでる部屋番号は、五○三号室で、香代ちゃんが五○二号室、心葉ちゃんは四○一号室、幸太くんは六○五号室、香ちゃんは四○六号室、莉一くんは一○一号室。


 家に帰って、ソファーにランドセルを置き、中から自主学習ノートを出して、宿題を始めた。今日のテーマは、公園についてにした。そんなこんなで、香代ちゃんたちが、呼びにきた。私は「ごめんごめん」といって家を出た。帰ってきて、お風呂に入ってる間に、お母さんとお父さんが帰ってきて、みんなで楽しくご飯にしたら、九時まで自由時間。そして九時半に就寝っと。「おやすみなさい」まぁそんなこんなで私は今日という一日を終えた。 また明日。                          

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る