ショート「君は幸せでしたか?」の続きです。(これ一つでも独立して読めます)人を好きになること。別れを受け入れること。それは悲しいものであるけれど、とても素敵なひとを愛することができたなら。哀しみだけではない……。尊い愛が伝わってくるショートです。
大好きな人と長く一緒に生きていても、最期の時に側にいられるとは限らない。最愛の人が命尽きる時、感謝と大好きの気持ちを手紙で残された主人公。そんなの泣く。泣くに決まっている!しかし、その涙も全部全部、一緒に育んできた優しい時間と思い出があるからこそのもの。「ありがとう またね、大好き」SSコンテストに相応しい、「大好き」と「ありがとう」の詰まった掌編。ぜひ作者様の『君は幸せでしたか?』とセットでお読みください。じんわりと、切なくも温かな気持ちになります。オススメです。