第2話
世間は学校を一定の教育目的に従って、教師が児童や生徒、学生に教育を施す施設や場所だという。でも俺はそうは思わない。ここは何故なら…ただの地獄だから。
俺はみんなのパシリだ。
「おい、太陽!早く購買でパン買いに行け!
新発売のメロンパンなんだ。売り切れたら分かるよな?」
「返事は?」
「あぁ…」
本当に嫌になる。
この俺をいじめてくるクソ野郎は、堂本雄二だ。俺がアニメが好きだから?よく分からないが相当弱いものいじめが好きみたい。
「購買行けばいいんだろ?」
呆れた口調で俺は答えた。
「そういえばさ、太陽、今朝のニュース見たか?お前のクソキモ漫画の作者死んだみたいじゃん?残念だなwww」
「まあ駄作だしなw」
一緒になって笑う他のメンバー。
俺は我慢の限界が来ていた。
新作のメロンパン買ってこい?そんなもんどうでもいい。売り切れたらシバかれる?大したことない。そんなの慣れっこだ。でも…俺は…
「今の言葉…撤回しろ。クソ野郎」
"恋セン"を馬鹿にする奴は許さない!
「おいおい、太陽お前ついにイカれたか?」
イかれてるのはお前だ。クソ野郎。
「太陽…もうパンはいいや…お前をぶっ殺すw」
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