応援コメント

第1話 鳥」への応援コメント

  •  おおう、つきかげさん。このお話いいです。
     なにかすぐ読める短編ないかな、と思って来てみたのですが、これいいじゃないですか。
     サラサラ読める文章力も構成も確かですし、輪廻転生のテーマもいいし、だけど作中人物が最後に現世にかけらを残したい、幼馴染がそれを申し出るのが泣かせます。死を特別視しないと社会全体のモラルが変わっても、実はどこかで本能的な人間の尊厳は残っていくという、メッセージが込められていますね(と勝手に解釈しました)。

     必ずしもウェブ小説では受ける題材ではないかも知れませんが、心にのこる佳作でした。
     お星さまぱらぱらしておきますね。

     それではまた。

    作者からの返信

    どうも、こんにちは!!!
    目に留めてくださり、どうもありがとうございます!!!

    お褒めいただき光栄です!
    本作は、ちょっと生物学SF&文芸っぽいものにしてみました
    この題材は個人的にも気に入っていて、いずれ長編にしようかなあとも考えていました
    長編になると、この長さでは語れなかった部分もたくさん書けそうです

    でもおっしゃるとおり、ウェブ小説ではこういう題材ってウケにくいかもですね……
    それでも読んでくださる方がいて、いつも励みになっています
    読んで少しでも面白がってくださる方がいる限り、これからも我が道を貫いていこうと思います

    定期的に短編を投稿する予定でいるので、気が向いたときにでも、またお付き合いいただけると嬉しいです!

    お星さま、どうもありがとうございました!!!
    それではまた!

    編集済
  • かつてある国では死が祝福されていましたが、未来でももしかしたら祝福される時代が来るかもしれないですね。

    でも自分の死が1ヶ月前に知らされるのは怖い!(死が怖い時代に生きてるので笑)

    生が循環して、亜子ちゃんが鳥になれる日を願っています……。

    この少ない文章で、世界の価値観や状況などを、説明的でなく分かりやすく書かれていて、大変勉強になりました!いや、凄い!

    企画にご参加いただいたありがとうございました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    死が祝福される未来って、ちょっと怖い感じがしますよね。
    いまと異なる感覚だからでしょうか。
    現代の日本は少子高齢化社会ですが、地球の人口は増加傾向にあります。
    ひょっとしたら未来は、地球の人口が増えすぎていたり……。

    そういう風にいっていただけて、恐縮です! 分かりやすく書くというのを信念に、これからも研鑽していきます。
    こちらこそ、どうもありがとうございました!

    編集済
  •  死が突発的でなくなったことで、「死とは何か」、「生とは何か」としっかり向き合えるようになった感じなのですね。

     不死の状態の人々が孤独で弱々しく、逆に死ぬことを受け入れている人々が大きなものの一部になっているという。「切り離された永遠」と「循環する命」という対比がとても綺麗です。

    作者からの返信

    とても丁寧に読んでいただき、ありがとうございます!
    「切り離された永遠」と「循環する命」。
    どちらが幸福なのか、とても難しいですね。個人的には長生きしたいですが……w
    これから人間と受け答えなどがそっくりな汎用AIとかが出てきたら、「生きていること」について考える人たちが増えていくのでしょうか。

    どれだけ社会や科学が進歩して、色々なことがわかるようになり、人の考えが変わっても、根っこのほうにあるものはあまり変わらないのではないかなあとも思います。

    レビューコメントも、どうもありがとうございました。
    いつも、本当に励みになっています。

    編集済
  • 命を構成する元素は、消える訳ではなく、
    新たな命となって、循環していく。

    けれど、そう考えても、
    「途切れること」への恐怖を知ると、
    それは容易には消えません。

    死への恐怖が過去のものとなった、この社会は、
    実は驚くほど、今の世界と異なっているのではないか。
    もしかして、その断絶を、描かれたのではないか。
    そんな風に感じました。

    作者からの返信

    コメントありがとうござます!
    深く読んでいただけて、とても嬉しいです!
    社会が満たされるほど、生きる目的がどんどん希薄になっていく。個としての意味を失い続け、会話や思考も、少し違ったものになっていく。

    むしろ、死を恐れて、長く生きようとするこの世界の資産家たちのほうが、現代の人たちの感覚に近いのかもしれませんね。

    社会や価値観の大きく異なる世界は、それだけでホラーなのかもしれないと思いました。

    編集済