マーブルライフ~地図にのっていない風変わりな国での日常生活~
@hinatakuti
表紙
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平凡な日常に退屈していた中学2年生の猫萩鈴はいつもとは違う路地裏に寄り道する。すると怪しい外国人に頭を殴られスーツケースに入れられて誘拐されてしまう。危うく誘拐犯に人身売買されてしまうところをたまたま通りかかったアラムという少年が鈴を助けたのだがアラムが鈴を連れて逃げた先は「選ばれたモノ」だけが入ることができる未承認島国国家「マーブル」だった。
「マーブル憲法第666条マーブルから出るものは誰であっても出国許可証を得たものしか許されない」の法律により鈴は日本に直ぐに帰国することができなくなってしまった。それを見かねて連れてきた責任を感じたアラムは島のトップであるペラペラ島長にお願いしてランドヘルパーというマーブルで困っている人を助ける国家公務員のアシスタントとして半年後の出国許可試験までにアラム達とルームシェアすることに。
マーブルの生活は不安もあったが国籍も性格もバラバラな(サブカル好きのアラム、怒りんぼうだけと優しいジャン、心身ともに美人だが貧乏性なメアリー、引きこもりの着ぐるみを着た科学者J)4人の外国人とのルームシェアや見たこともない街並み、空飛ぶ車など魔法と思わせるような発達した科学技術のあるアイテムなど毎日何が起こるかわからない新鮮さに鈴はワクワクが止まらなかった。
だが事件は起こった。平和だと言われていたマーブルだが最近目的不明なテロ事件が相次いで起こった。その謎を探るべくアラム達はテロ事件の捜査にのりだした。当然、鈴は留守番するのだがアラムの兄と名乗るフェニキアが家にやってくる。油断していた鈴はフェニキアに捕らえられてテロリストのアジトに連れていかれてしまう。テロリストの目的はマーブルを誰でも入国可能にする鍵を手にすることそしてマーブルの島全体に埋まっている最上級のレアアースを手にいれることだった。
なぜ自分が誘拐されたのか分からなかった鈴はフェニキアの話で自分の母親がマーブル建国に携わったことを初めて知る。そして地下室に閉じ込められていたのだが不自然に置かれた変な形のベルについ触ってしまう。突然体が浮き出し目が覚めたのは実家から近い病院だった。医者や母に変な夢を見たと言い聞かされた鈴だったが、あの出来事が夢ではないと信じていた。そして母のいない隙を見て母の書斎にある日記を見つけてしまう。そこにはマーブルの悲しい歴史としあわせな夢が記載されていた。
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