ステップ1. コンセプト決定(ログライン)
今回は作劇の中の、
1. コンセプト決定(ログライン)
について説明します。
作品のコンセプトを整理し、ゴールを明確にします。
もしかしたら、書く動機みたいなものかもしれません。
一般的な作劇法でも語られているため、簡単にしておきます。
次郎の例題だと、
『臆病な次郎が恐怖を乗り越えて猫のトムを救う』
みたいな、コンセプトないしキャッチコピーみたいなものを考えると、作劇がまとまります。
宣伝文句みたいにしなくても、何となくこんな話、だけでもいいと思います。
『猫を助ける感動できる話で、既存作の⚪︎⚪︎に近いイメージ』
とか、そういうのでも。
これがおもしろさの核を決め、ゴールになってくると思います。
逆に一言でおもしろさをイメージできるまで、やりたいことを整理するとよいと思います。
僕の作品では、コンセプトの段階では以下のようなイメージを持っていました。
白花冥幻譚
→和風幻想文学とダークファンタジーの融合
白花ノ剣
→少女剣士の宇宙と自己の物語
滅びの国の魔女紀行
→詩的な終末ものハイファンタジー
こんな感じのイメージを持って、そこから骨格を作りました。
やりたいことが全面に出てくることもあれば、主人公のイメージが明確なこともあります。
大事なのは、書き手がその作品で何を書くのか、ということが定まっていることではないでしょうか?
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