第4話 ジョブ考察?いいえ運試しから

ガチャタイムに入りますと言いたいけど、現実世界こっちでも効果があるのか確認しないと。


 ①近所でお店任せで買う。

  無意識発動パッシブの確認。

 ②近所でお店で選択させてもらって買う。

  任意発動アクティブの確認。

 ③地図で当たりをつけて、その付近のお店任せで買う。

  任意発動アクティブで店舗選択、

  無意識発動パッシブのくじの確認。

 ④地図で当たりをつけて、その付近のお店で選択させてもらって買う。

  任意発動アクティブの確認。


 検証のため、複数確認としたいから、各2店舗を対象としよう。

 A店で①、B店で①、C店で②、D店で②、E店で③、F店で③、G店で④、有名なチャンスセンターで④

はぁ、8店舗も周るのか......


無意識発動パッシブなのか、任意発動アクティブなのかも見極められるなら確認したい。


普通くじ、ジャンボ宝くじは賞金額で(1等・前後賞合わせて億単位かつ、販売単価が300円以上をジャンボ、それ以外を普通として)分けて、

各店舗でスクラッチ2種と普通くじ、ジャンボ宝くじをそれぞれ100枚づつ買ってみた。

 100円スクラッチ   100枚 1万円 * 4店舗 1等100万円

 200円スクラッチ   100枚 2万円 * 4店舗 1等500万円

 200円普通くじ    100枚 2万円 * 4店舗 1等2000万円

 300円ジャンボ宝くじ 100枚 3万円 * 4店舗 1等・前後賞合わせて2億円


総額32万円。これで失敗したらお年玉貯金がヤバい。

何か当たってくれ!!






たっぷりと期待を込めつつ帰宅する。


スクラッチは削るだけとは言え、量がある。

数少ない(ほっとけ)友人に手伝ってもらうため、Rineでヘルプを投げる。

中央駅から帰宅すると、すぐに友人ヤトが来てくれた。

いろんな手荷物と共にね。


WeTubeでは鳴かず飛ばずの友人ヤトのチャンネル。

今回の開封の儀を生配信+アーカイブ有りで流したいってことで、いろんな機器を持ち込んできたようだ。


条件を飲んでもらってOKとした。

 僕の身バレ禁止

 声は編集で変調させる(かも) ※生配信のため諦めた

 画像は友人とテーブルの上のみ

 万が一に備えて、互いにゲームネームで呼ぶこと


ゲームネーム:

北野公爵キタノキミタカ GNゲームネーム:ノーザンデューク デューク

キミタカの名前を考えるときに、元が公爵だったからって英語にしたらDukeデュークがいい感じってことで真似して、聞き覚えのある男爵バロンと名前をくっつけて、

星野夜人ホシノヤト GNゲームネーム:ナイトバロン 略称:バロン

ってことで始めることになった。



告知の無いWeTubeの生配信なんて、ほぼ誰も見ないだろうってことで気楽にスタート。

「ナイトバロンの突発生配信~ 友人の買った宝くじの開封の儀ぃぃぃぃぃ」

「わー、パチパチパチ」

「えーと、今回の生配信ではほぼ俺だけが喋ることになりそうですが、そこはいつものパターンってことでご了承ください」

「えっ、しゃべっちゃダメなの?」

「いいけど、デュークって作業に夢中になると、喋んないじゃん」

「あっ、そっか」

「ってことでグタグダなオープニングはここまで、開封の儀の」

「「始まり始まり~」」



「僕の買った普通くじ、ジャンボ宝くじはまだ抽選日が来てないから」

「100円スクラッチからってことで、一旦並べます」

「無欲の勝利となるかの確認でA店分からだね」


テーブルには8段12列と半端な4枚が並べられた


「端から順番に削ってくだけじゃ面白くない」

「どーするん?」

「並んでる状態で当たりそうなのを選ぶのはどうだ?」

「おもしろそう。だけどさ、僕の運試しなんだから、先に選ばせてよ」

「そんなことか。どーぞどーぞ。なんなら先に50枚選んでもいいよ」

「そんなんしたら、バロンは全部ハズレだよ」

「いーのいーの。それはそれでおいしいじゃん♪」

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