後日談

あの出来事から2ヶ月後。

私と隆星は小学校を卒業した。

私の事を悪く言っていた女の子は、あの出来事から1度も登校せず、卒業式を迎えた。

お母さんから聞いたんだけど、あの子はどうやら引越しして、他県の中学校に行く事になったらしい。


そして、今日は入学式。

スカートあまり好きじゃないんだけど、

制服を着て登校した。



「あ。一花!」


隆星は先に登校していた。


「おはよ!隆星。」

「!!」


挨拶をすると、隆盛はびっくりした目で私を見ていた。


「どうしたん?」

「な…っ、何でもない!そ、そうだ!クラス見に行こう!」

「せやね!」


隆星と同じクラスだったら良いなぁ。



私は1組、隆星は3組だった。


「同じクラスにはなれんかったなぁ。」

「ほんまやね。小学校は1クラスやったから、隆星とクラスが違うのって、何か新鮮やわ。」

「確かに。でも、部活は同じやろ?」

「うん!バドミントン部!」

「それなら、一緒に帰れるなぁ!」

「うん!!」


こうして満開の桜に見守られながら、

私と隆星の中学校生活が始まった。

クラスが離れても、部活で隆星と一緒にいられるのが嬉しいな!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

信じているから ぽんた @pontaimo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ