第9話前を見る

昨日はマリがいつまでも寝て良いからね。って言ってくれたから久しぶりにアラームなしで寝た。


翌朝、パッチリ気持ちよく目覚める。


ハァ〜。よく寝たなー。スッキリした。隆くんとマリのおかげだな〜。って思ってたら愛梨奈が起きた。愛梨奈のあやしながら服を着替えて身なりを整えていたらリビングから海君のかわいい声が聞こえてきたので急いでリビングにでる。


マリがいると思ったら、隆君と海くんで、ビックリした。


「おはよ〜。」


「おはよう。ねれた?」


「うん。びっくりな事に2人とも朝までぐっすりだった」ふふふ(笑)


「それはよかった。マリはね〜朝が弱いからもうすぐしたら起きてくるよ。」っと寝室の方を見て隆君が微笑んでる。


「昔からだよね。1限目よく遅刻してたよね。」大学の時を思い出しながら言う。


「そうそう懐かしいなー。」


「ねー。なんか、いいね。夫婦で助けあってるかんじ?」


「そう?」


「うん。うちでは、私が寝てて周平だけが愛梨奈を見てるなんてなかったよ。平日の朝なんて俺は仕事です。って背中が言ってたわ」笑って言う。


「背中が?」隆君も笑う。


「うん。」


「あっ。今日、先輩って会ってほしいんだけど大丈夫??」


「うん。今日、料金のお支払いする?いくらぐらい準備すればよいかな??」


「料金はいらないよ。うちの事務所は家族からは料金を取らない事になってるんだ!それに弁護士費用も周平と相手女性に請求するからいらないよ。」


「そうなんだ。良い事務所だね。イヤイヤ家族じゃないから悪いよ。」


「家族みたいなもんだよ。所長には説明して所長が事前料金いらない。って言ってたから貰ったら怒られる。」


「えぇー。でも‥‥」


「家族だよ。リサも愛梨奈ちゃんも家族!!それに周平から、めっちゃ取るから大丈夫!」


「ふふふ。隆くん本当にありがとう。」


「おはよ〜。」マリがリビングに走ってくる。


「おはよう。マリは隆君と結婚して幸せだね。」


「えぇー!!何?急に!」


「フフフ。急に思った。」


「へぇぇぇー。幸せでございます。」マリが照れくさそうにふざける。




朝ごはんを食べてゆっくりしていると‥‥‥。


ピンポーン!!チャイムがなる。周平かもと思ってちょっとビクッとする。


マリが肩に手を置き


「ママとエリ!!」えぇーマリのママとエリちゃんに会うのは久々だな!!エリちゃんはマリの妹。


「久しぶり!元気?」エリちゃんが、わざと元気に聞いてくる。


「うん。これから元気になる予定」ニッコリ笑う。


「うん。元気になるのよ。」マリのママが両腕をポンポンっとしてくれる。


「ママ‥‥‥‥。」また、泣いてしまった。


両親がいない私をよく気にかけてくれたママ。


ぎゅーっと抱きしめくれる。お母さんってあたたかいな〜。お母さんって良いなー。




マリのママとエリちゃんが海君と愛梨奈を見てくれるので、その間に2人で隆君の事務所に行った。




隆君が先輩の藤川先生を紹介してくれる。


そして、条件を確認する。


絶対じゃないけど‥‥養育費を請求すると子供との面会を要求する事が多いと聞き、養育費は貰わない事にした。


慰謝料を周平には300万円、相手の女性には2 00万円を請求する事にした。


財産分与も要求する。


後、弁護士費用を7対2の割合で周平と女性に請求する。




愛梨奈の親権・養育権も私。


それで交渉してもらう事にした。


本当にありがたい。1人だと思ってたけど、いっぱいの人に支えられていたんだと認識できた。本当にありがとう。

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