第5話

―――2日間、本当に学校も行かずにいると、

同じ歳くらいの女の子が訪ねてきた。

「何で、学校に来ないの?メールだって送ってるし、

電話にも出ないし…」

良太は、

「うるさいな、ブス。」と言うと、

「は?それ、彼女に言う言葉?」

不機嫌そうな、彼女らしき子に言う。

「うるさい女は、みんなブスだよ。」

「良太、変ったね。

信じられないくらい…」

「別れよ。」

 彼女の方を見もせず言うと、

 彼女は震えだした。

 その反応が面白くて、からかいたくなった良太は、

突然彼女の口 めがけてキスをした。


「これ 最後のね。

  満足だろ?」


 彼女が邪魔なので、手で彼女をひと押ししたあと、無表情のまま 戸を閉めた。

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