第8話

次の瞬間、

あたしの背中が、ドンッと押される感触、

あたしは、

瞬間的に宙に浮いて


自分の足が、階段の角に当たった。


全身の冷や汗


もう駄目だ!!

そう思って、


「きゃあ!!」

誰かが、叫んだときには、

一番下の階にあたしは、

うずくまっていた。


痛い…


いた・・・・


自然に涙が出るほど痛かった。


なにより

足…


足が痛かった。


気付くと、

そこに、

みみりんと、坂田部長が立っていた。


「ちょっと、大丈夫!?ひとみ!!」

みみりんが、私にとびついてきた。

「あの人が、押した…」


あたしは、痛くて、

自分の背後を見る事さえ叶わなかった。


「坂田、あたし、足…足が痛いの」

痛くて泣いてると、

坂田部長から、

思いもよらぬ言葉が。


「水島。お前、もう 部に来なくていいわ」


え?


どういう意味?


一瞬で、自分が、今まで

どう扱われてきたか、


そう、


――特別扱い。―・・・。


そして、同時に、これから どうなるかも分り始めた。

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