第2話 僕はなんとシャチ艦長に進化した

「人道優先プログラムにより救命対応します」

゜おおーありがたい。すると味方の所属船なのかな。それならなぜフレンドリープロトコルに反応しかったのか不明だが」

「こちらは機械生命体組織なので有機生命体組織との関係は中立になります」

「機械生命体だって?AIから独自進化した機械集合知生体か」

「はいあなたがで私機械生命体に攻撃した過去行動がなかったかを確認いたします」

「まぁあれか、転生物の犯罪チェックだな。毛髪採取してなんて感じかい」

「それでは遺伝子スキャンを開始いたします」

「髪の毛採取はしないのかい」

「遠隔スキャンできますので少々お待ちください」

なにやら10ンチほどの光の玉が手の近くに現れる。

そのまま手に触れる感じで移動する。

これはバーコードリーダーのような物か、さすが宇宙未来だ。これで遺伝子スキャン

ができるのかが分かるのか

「遺伝子パターンスキャン完了しました。これから遺伝子記録とマッチングさせますね」

まさか変な記録とかはないよね。転生したばかりだし。

「えっ?どういうことかな。ちょっと本部に確認してみます」

あれなんかやばそう。

「遺伝子確認したところ上位マスター権限のある有機生命体個体だと判断しました」

「それは何?」

「我がシャチ艦の艦長に就任願います」

「ええーーーー」

いきなり艦長かぁ。

女神様ちゃんと祈りが伝わっていたみたいだな。

「了よし解した」

「それでは当艦は有人制御モードに移行します」

「改めまして私はシャチ艦のメインAIのシャチです。艦長のお名前を尋ねてもよいですか?」

「僕は|《ときそら わたる》時空渡です」

「よろしく渡艦長」

「では艦長命令として、現状の報告を求める」

「了解しました」

どうやら、このシャチ艦は俺のコントロール下に入ったようだ。

あとは、この艦がある程度有能なのを期待するだけだな。

あの無能なニャンコよりシャチの方がAIとしては有能そうだが。

艦の性能まではまだわからないな。

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