昨日の自分より (プロゲーマー)

1フレームの読み合い、


指先の動きが全てを決める


一瞬のミスが、全てを変える


ボタンの押し間違いが許されない世界




高性能な機器が、ただの道具でしかない


勝利を掴むために、体力も目も、消耗していく


座りっぱなしの長時間、腰が悲鳴を上げ、肩が凝る


目の奥が痛み、集中が途切れそうになる




椅子に身を沈めて、何時間も同じ姿勢


その先にあるのは、ただひたすらな勝利の追求


だが、足りないのは休息の時間


心も体も、削られていく




ゲームの中では強くあらねばならない


でもその裏で、疲れた体と戦いながら


「次の試合が終われば…」


そう思うけど、終わりはどこにもない




高速な入力が求められる、その先に


機器の性能だけではなく、自分の限界が試される


目の疲れ、腰の痛み、手のしびれ


それでも、またコントローラーを握る手が震える




勝者に微笑み、敗者には背を向ける


でもその背後で、ひたむきに戦う


目指すのは、ただの勝利ではない


自分を超えるために、今日も戦い続ける

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