静かな場所で、男は少女と対峙する。そして、男は語るのだ――自分の、過去を。これまでに何があったのかを。
男は悲劇の登場人物か、あるいは。
男が過去を告げ終えたとき、少女は言う。その過去には、何が隠されているのかを。
物語は青く、淡々と進んでいく。
ここはどこなのか。なぜ男は過去を語るのか。
読み終えた後には解き明かされた謎と、残る謎がある。
これはたしかに、『聴取』なのだ。
劇的な何かがあるわけではない。けれど確かに謎はあり、解き明かされる。
この雰囲気は、読まねば分からないものだろう。
ぜひ、ご一読ください。