エピローグ 歩夢とめぐりの夫婦生活
「ママぁー」
「はーい、どうしたの、鈴華」
鈴華がめぐりの元に駆け寄っていく。
今年で3歳になる娘だ。
鈴奈から一部名前をもらった。
「んっ!」
鈴華は両手を広げていた。
抱きしめてもらいたいようだ。
「よしよしっ!」
俺は鈴華を優しく抱きしめる。
「ママがいい!」
「あっ、そうだったな」
やっぱりママの方が好きなようだ。
こんなに可愛いのに好かれないのは少し寂しい。
俺は鈴華を肩車をして、めぐりの元に連れてく。
するときゃっきゃっと声を出して、楽しそうな様子を見せ始めた。
これでパパとしての面目躍如といったところかなぁと思う。
「ママは好きですか?」
近くにいる鈴奈が笑いかけた。
鈴華がニコニコとした顔で返事する。
「ママだいしゅき」
俺はめぐりの元に鈴華を連れてく。
「わぁー、鈴華ちゃん、ありがとう」
そう言って、めぐりは鈴華を撫で撫でする。
鈴華は目を細めながらくすぐたっそうにえへへと声を出している。
「鈴華ちゃんはすごいマザコンですね、兄様」
「3歳だぞ、ママが好きで当然だろ」
俺は鈴華がママが大好きなことを強調する。
別にかつての俺と違ってマザコンであることになんの問題もないだろ。
「マザコンの治し方は兄様は詳しいですもんね」
「そこは任せとけ」
俺はそこについては胸を張れる。
めぐりがふふっと楽しそうに笑う。
「鈴華ちゃんは私みたいな声優になっちゃいますかね」
「せいゆう?」
鈴華はフクロウみたいに90度首を傾げる。
「声のお仕事ですよ。鈴華ちゃん」
「鈴奈お姉ちゃんみたいに鈴華もするぅー!」
鈴華が手を挙げると、鈴奈が微笑む。
ちなみに鈴奈は自分のことをお姉ちゃんと呼ぶように仕込んでいる。
「あめんぼあおいな、あいうえお」
「あうぇんほ?」
鈴華がよく分からないのか、ポカンとしている。
本人なりには一生懸命に言っている。
「よくできましたぁー」
鈴奈が猛烈に撫で出した。
まぁ鈴華の可愛さに負けたのだろう。
「えへへ」
鈴華はとても嬉しそうに笑っている。
本当に可愛い娘だ。
「めぐり姉様、鈴華ちゃんもらっちゃダメですか?」
「ダメダメダメ」
俺は急いで否定する。
めぐりは一方、ふふっと耳を鼓膜をくすぐるような声を上げる。
「鈴華ちゃんのお世話は思ったより大変だと思うよう、鈴奈ちゃん」
「めぐり姉様、私が鈴華ちゃんを立派な声優に育ててみせますよ」
鈴奈がドヤァーとする。
ちなみに横で鈴華もドヤァーと真似ている。
鈴華は鈴奈のことも大好きなのだ。
「兄様より私のことの方が好きみたいですね」
「うっせぇ、執筆活動で忙しいんだよ」
俺は今、児童文学作家としてデビューしたばかりで勝負の時なのだ。
取材で忙しい。
「鈴華が本を読める時になるまで立派にならなくちゃならないんだよ」
「歩夢くんならできるからファイトだよ!」
めぐりは俺に優しく微笑んでくれてる。
「兄様、サラリーマンもやって、結局努力マンじゃないですか!」
「いいじゃねぇか、愛する家族のために努力する。これほど幸せなことはねぇぞ」
俺は今の仕事や執筆活動を努力なんて思ったことはない。
好きでやってることだ。
「強いていうなら、努力を愛してるんだ、ほどほどにやってるしな」
「さすがだね、歩夢くん、尊敬してる」
めぐりは俺にキラキラした目を見せる。
鈴華だけポカンとしている。
そのうちわかってくれればいいさ。
こうして、俺は今日もめぐりや鈴華を幸せにするために努力している。
もちろんほどほどの努力だ。
年上巨乳幼馴染にママになってくれと頼んだら、ママになってくれちゃった経緯はある。
たが、今は本当にママになってくれている。
俺はこんな幸せな家庭を守るために今日も努力マンとして一生懸命に生きている。
なんて素晴らしい人生なんだ。
俺は神様にそのことを感謝して、できることを全てやっていくと今日も誓うのだった。(了)
◆◆◆あとがき、お礼、お願い◆◆◆
ここまでお読みいただきありがとうございます。
というわけで、
娘の鈴華ちゃんが登場しました笑
可愛いでしょー笑
イラストです
https://kakuyomu.jp/users/maruoyusaku/news/16818622177113224168
見たかったらぜひぜひ。
さて、
もし、
めぐりちゃん大好き、かわいいよぉ〜
鈴華ちゃん、可愛すぎる
歩夢くんパパになったね
完結まで追いかけましたよー
と思ってくださいましたら、
♡、☆☆☆とフォローを何卒お願いいたします。
レビューや応援コメントを書いてくださったらできるだけすぐ読みますし、返信も速やかに致します。
これにて本編は完結です。
さてさて、次回は外伝です。鈴華ちゃんが可愛いので書いちゃいました。
更新は6月15日6時ごろです
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