夢見ヶ丘学園戦記外伝【怪物録】
タカシ・セイヒ
狩りの始まり
第1話イタリア事変
此処イタリアはローマの活気ある市街地、市場は大勢の人々で賑わいを魅せ騒がしくも陽気な声が響く楽しい雰囲気を醸し出していた
「そう言えばもうすぐ
この時間になると教会で
「おい、なんだか変な色の雲が教会の方から広がって来てるぞ!」
「本当だ、真っ赤だぞ!?」
突如として教会の方角から血で染まったように真っ赤な深紅色の雲が街全体に広がり始めたのだ、そしてソレは
深紅の雲が街を覆う頃には各所から悲鳴が聞こえ来ていた、悪魔や怪物と形容するしかない
気が付けば街は怪物の群れに取り囲まれていた、人々は怪物達から必死になって逃げるが圧倒的な身体能力で追い詰められて行く
そこからは一方的な蹂躙劇、死体を操り生きた人間を襲わせる怪鳥の上の
命からがら逃げる人間達を街の中央広場へと追い立てる、そして街の広場に人間達が集まった直後、奈落に繋がる巨大な穴が開いた、人々はその穴の底に真っ逆さまに落ちて行く
「第十階梯の魔術【
その後、夢見の丘の連中がやって来たせいで全てが
此処はイタリアのローマにある大都市の一角、現在黄色い紐が張られ厳重に立ち入りを禁止されている、その理由は原因不明の
「・・・大災害ねぇ?」
その立ち入り禁止の紐の前でタバコの煙を吐き出しながら独りごちる紅い長髪の女性、彼女の名前はエリザベス、
「あたしには依頼が来てるけど、
皮肉たっぷりに近くの壁に寄りかかる
「お前の依頼等知ったことではないが・・・我等の
押し殺しているが声には強い
「お前は好きに狩っていろ、我々が
「好きにするさ、その過程で協力出来たらするけど」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます