Human Memories 第2話
Ketcchup
第2話 reset my mind
スピーカー:昨日のuterusの試験。1年生は、半数は死亡……。例年通り、事なく終わったように見えたが、今日2、3年生、期待のシンクタンクが、マザーズの生徒会室に集合した……これは、何かあるぞ!!きっと何かある!!
剣姫:スピーカー何してるの?
スピーカー:読んでくれている読者に分かりやすーく説明してやったんやないっすか。
スライム:ほんとうるさい……
スピーカー:ネバネバちゃん……そんなプンプンしとらんと。ほら可愛い顔見せてみぃなぁ。
スライム:むっ……キモイ……近づかないで……
ースピーカーとスライムの間に入って毒霧が
スライムを守る
毒霧:おっと……。スピーカーさん……あんまりうちのプリンセススライムに近づかないでもらえるアルカ。気が立ってるんで……剣姫さん、スピーカーさんの面倒ちゃんと見てくださいアルヨ。
剣姫:すまないね、昨日の試験でスライムちゃんと組みたかったのに、銃姫に取られたせいでヤキモチを妬いていてね……まるでロミオとジュリエットのようだとか、妄想にふけっていたぞ……
スライム:ほんと……きもちわるい……
銃姫:会長……そろそろ
スピーカー:えぇ……こんな楽しくお話してたのにぃ
銃姫:コンダクターさんにも報告して欲しいことよ。スピーカー……あなたならこれがどういう事か。把握出来るわよね……
スピーカー:それは……興味あるでぇ!今すぐ始めさせてもらおうか。
剣姫:では、会議を始める。まずは、昨日の報告を頼む。他の奴らの意見も聞きたかったが、スピーカー。お前なら情報もある程度把握しているだろ……。
スピーカー:例年通り、社員証を提示して入れる表玄関……。そこからゾンビが侵入し、生徒に襲いかかるのが予定だったらしいねん。今年はなぜか、裏口……。そこからゾンビが入ってきたっちゅう事や。
剣姫:表玄関さえ処理してしまえば、今年こそ、1人の犠牲も出さずに生き残れると思ったのだが……。そう考えると銃姫。何故お前は、私と共に戦っていた?
銃姫:それは……。変異体と思わしきゾンビが現れたからです……。
ー静まり返る生徒会室
剣姫:変異体だと……1年生の試験で?
スピーカー:ほーん……。そんでぇ……
毒霧:それが、去年死んだ1年生のコピーの特異体質に、酷似していてデスネ……。
スライム:あたしの……特異体質をまねて制御出来なかった……あの雑魚??
毒霧:アイヤァ……それは興味深いアル。
スピーカー:ちょっと待てや……わいはそんな気配ひとつも感じなかったぞ……?変異体なら異様な力を感じるはずやねんけど?
銃姫:という事はあの1年、スピーカーにも感じとれなかった気配を感じたということね。てっきり気づいていたと思っていたのだけれど……
剣姫:名前わ?
銃姫:飯上謙也……マザーズの校長の孫
毒霧:ボンボンだったアルカ……あの惑わされboyくん。
スライム:本当に……うるせぇしか言えないクソガキだった……
毒霧・スライム:でも……
毒霧:うちの班の1年生は、粒ぞろいアル。珍しく全員生き残ったアルヨ。
スライム:うん……。
毒霧:お留守番もろくに出来ないアルカ?
スライム:毒霧には分からないわよ。
銃姫:まぁまぁ、それぐらいにして今回の被害も1年生半数ね……例年通り……で、変異体の事なんだけど……
剣姫:そうだな、スピーカーにも把握出来ない現場の状況を聞かせてほしい……
スピーカー:わいもすごい気になるわぁ……
毒霧:色々説明してた時に、1年生が急にドアを開けたら、そこにゾンビがいたアル。やばいと思った時、銃姫さんが銃弾を撃ち込み……。そいつは命拾いしたアルヨ。
銃姫:その時、ゾンビの顔は、毒霧にそっくりだったわ。だけど、コピーの特異体質は、去年死んだ生徒が持っていたものに似ていたが、コピーの特異体質は特異体質をコピーするもの。顔が毒霧に見えるわけが無い。だから新たな変異体だと思ったのよ。
毒霧:アイヤァ……。銃姫さん、あれは新たな変異体じゃないアルヨ。なぜなら僕の特異体質、エラーコードを真似ていたデスヨ。
剣姫:なぜそう思う?
毒霧:あの変異体。惑わされboyくんには、入学式であったやつに見えたそうアル。惑わされboyくんには、おそらく本体が見えていた。やつはエラーコードの匂いに気づかない鈍感くんだからネ。
ースライム震えながら
スライム:それより……問題は……コピーの特異体質……去年のやつ……と……一緒……という事は……やつは生きてたの……
銃姫:スライムちゃん落ち着きなさい。
スピーカー:ネバネバちゃん……そんな震えないでわいが慰めて……グワッ
ースライムがスライムでパンチした。
スピーカー:ほんま、ネバネバの……ええパンチやねっ……
スライム:ふんっほんと気持ち悪い……
毒霧:ほら、キングスライム落ち着いて……
ースライム今度は毒霧を平手打ちした
毒霧:実態は痛いアルヨ……
スライム:毒霧……あんたがあたしを置いて行くから……私の記憶との……整合性取れなかったじゃ……ないの!?
毒霧:落ち着くアル………。お前をお留守番させて良かったと思ってたアルが、スピーカーさんの特異体質に引っかかってない所を考えるとやっぱり正解だったアル。
スライム:はぁ?
剣姫:おそらく、コピーの特異体質の1年生は、生きてる……。
スライム:そんなわけありません……確かに……あたしの目の前で……暴走して……
剣姫:死んだところを見たのか?
スライム:いえ……飛び出して行ったきり見ておりません……てっきり……死んだかと。
銃姫:生きていたとすると……私たちの一室にやってきたという事は、スライムちゃん。あなた目当てだったのよ……
毒霧:そこのメンタル豆腐スライムにも、ダメージ与える僕のエラーコード。特異体質をコピーされたということアルヨ……
スピーカー:ちょっとまて……おかしいやろ……毒霧の能力がネバネバちゃんにダメージあるのをそいつが知ってんねん!?
剣姫:簡単なことだ……この学園の何処かから見ていたのだろう……。特異体質は、暴走しやすいその対策に軍兵とペアを組むのが通常だが、スライムは特例で毒霧とペアを組んでいる……特異体質2人がペアなのを見ると、違和感に気づくのではないか?
銃姫:私がスライムちゃんとペアなのも、これで納得頂けたかしら?あなたより優秀な軍兵だからよ。
スピーカー:……くそっネバネバちゃんとのロミオとジュリエットのキュンキュン青春物語が
崩壊していく……。
スライム:そんなもの……ありません……。
ースライムなにか思い出したかのように
スライム:……! !剣姫さん!
剣姫:どうした?
スライム:今年の1年生、私より強い特異体質がいました!!
スピーカー:ネバネバちゃんより強いやと!?なに!女の子……
剣姫:(かぶせて)黙れスピーカー。
毒霧:スライムとお留守番は、男の子アルヨ……タイ国籍なのに、謎の栃木弁の
スピーカー:密室で!!?男の子と……2人!?
剣姫:今度騒いだら切るぞ……
スピーカー:ほんまごめんやん……
毒霧:グェンくんがどうしたアルカ?
スライム:グェンはね……私にも効果がある特異体質……
スピーカー:ネバネバちゃん……ちょっとまちぃ。わいが探しあてたるわ。わいの特異体質は、音の響く範囲ならゾンビはどこにいても分かる。特異体質を見分けるには距離がある程度近くないと分からんけど、1年生の特異体質ぐらいこの距離でわかるわ。前みたいな、ヘマしいひん。
スピーカー:
ー教室の前に誰かいるのに気づくスピーカー
スピーカー:おや、こりゃあ噂をすればなんとやら……皆さん、お客さんや!!
ースピーカードアを蹴り破る
毒霧:アイヤァ!?僕と同じ顔!?
スライム:
剣姫:まてっ!!
銃姫:スライムちゃん私達も行くわよっ!!
スライム:はい!
スピーカー:ワイも置いてかんでぇ〜
毒霧:コピーの特異体質、これ以上真似されたら嫌アルシ、あの4人なら逃がさないとおもうネ。僕はスピーカーさんの蹴り破ったドアでも直しとくアルカ。
ー校舎内だと被害が出ると思い、スライム、剣姫、銃姫の誘導で体育館まで追い詰める
スピーカー:女の子の割にみんな足速いね……もう体育館まで追い詰めたじゃん。
スライム:ここなら……あなたの……正体を知れる……
剣姫:生き返るなんて、ほんとにゾンビなのか君は?
銃姫:その顔は友人の姿だ……返してもらおうか……
コピー(毒霧):いやぁ、皆さんと会話出来てとても嬉しいですよ……忌々しいスライムとも話せて、この姿の時はアルって着けた方が言いデスカ?
コピー(毒霧):エラーコード
ー紫の煙が広がり足止めする
スライム:お、お前……!!!?
スピーカー:ほぉ紫色の煙で足止めするつもりか?ネバネバちゃんには通用するけど、わいら3人を……。
銃姫:スピーカー……まぁ話くらい聞いてあげましょ……剣姫が目で訴えてる。
スピーカー:おぉ怖い。
コピー(毒霧):そんな事言って、動けないだけでしょ……?まぁ、一言だけ言いに来ただけだよ……あまりこちら側に関わるな……今の僕はスライムの力を奪うなど造作もない。今さっき追い詰めたと言ったな?逆だよ、僕が追い詰めたんだ。
銃姫:あら……そうなのっ!!
ー銃弾を打ち込む
コピー(毒霧):……ぐっ……お前!?なんで動けて!?
スピーカー:学園が毒霧対策を用意してないわけがないやろ、毒霧のその特異体質は、ネバネバちゃんには効果抜群だが、生憎、3年の剣姫、銃姫には、効かんからなぁ。あと、銃姫の銃弾はたまに毒弾ではなく、普通の銃弾の時があるから、かすり傷はお前にとっては痛いんちゃうか?
スピーカー:剣姫!!銃姫!!ネバネバちゃんは、わいが守る……3年の実力見せてやってくれ!
スピーカー:
ー綺麗なバリアが貼られた。
スライム:あたしが……戦わないと……ゴホッゴホッ……こんな……バリア……
スピーカー:ネバネバちゃん……わいのことは信用せんくてええから……銃姫と剣姫に任せてやってくれへんか……
スライム:mucus
スピーカー:お前話し聞かんなぁ!?
ーコピーの特異体質の足元をスライムだらけにした
コピー(毒霧):これは、ちょっと厄介……足がスライムで汚れてしまう……
スライム:これぐらいは許してください……スピーカー先輩……
スピーカー:ええ子やなぁ……。まぁこんくらいは許したるわ……あとは先輩に任しい……
スライム:任せましたっ……(倒れる)
スピーカー:倒れてても、めちゃ可愛いネバネバちゃんを見ときたい所やけど……女の子に苦手な物押し付けるとは、ちょっと趣味悪いんちゃうんか?コピー?
コピー(毒霧):褒め言葉と受け取っておくよ
スピーカー:わいはまぁ、しらんけど。3年のお姫さんたちがぶち切れそうだから……可哀想だけど君にはここで死んでもらうで……
スピーカー:
スピーカー:これで全ての出入口は閉じた……お前を逃がす訳には行かないんや。
銃姫:私の弾丸を避けながら剣姫の攻撃をかわせるといいわね!!コピー!!!!
剣姫:お手並み拝見っ!!!
銃姫:今日は二丁拳銃で行くわよっ!
剣姫: 私もだっ!!
コピー(毒霧):……おっと、これ以上はまずいなっ
コピー(毒霧):
ー透明になって消える
スピーカー:なっ消えた……
剣姫:逃げたかっ……
銃姫:「あまりこっち側に関わるな」ねぇ……この件も含めて会議に戻りましょ。スピーカーがこの距離で気配を察知できないってことは、もう遠くに行ったのでしょ。
スピーカー:ポンコツでごめんな。
剣姫:構わない……スライムが無事なら。
申し訳ないが、この状態で校内をうろつくと他の生徒達に気付かれてしまう。スピーカー、お前の能力で、生徒会室に戻してもらえるか?
スピーカー:お安い御用。
スピーカー: D.C.
ー生徒会室に戻ってきた
毒霧:おかえりですネ……スライムっ!?どうしたアル!?
スライム:毒霧……ただいま……
毒霧:お前……溶けてんなぁ……頑張れたアルか……
スライム:ぜんぜん……また……ねてただけだった
毒霧:そうか……次は……僕も一緒に倒してやるアルヨ……先輩方捕獲はできたマシタカ?
剣姫:すまない……透明の特異体質で逃げられた。
銃姫:どうやら、他の特異体質もストックしていたみたいね。
スピーカー:なかなか厄介や……聞かれたことも、コピーされた特異体質も。
スライム:すみません……あたしが突っ走ったばっかりに……。
銃姫:気持ちは、分からなくもない。そんなことより、私たちのことを信用してくれただけで嬉しいわよ。
スピーカー:わいにもそんな優しく接してくれんか?銃姫。頭撫でながら……
銃姫:いやよ、ビートが移る……
スピーカー:人の特異体質を病原菌みたいに言うなっ!!
スライム:ふふっ
毒霧:……ふっ
剣姫:一段落着いた後。悪いが、気になることを言っていた。あまりこちら側に関わるなと。今回もスライムの特異体質、あとスピーカーの特異体質は、コピー出来ないように見えた……。仮に奴の名をコピーとし、能力発動にはある一定の条件があるのは間違いが無さそうだ。
剣姫:スピーカー、スライム。これからは会議の時、特異体質で誰にも聞かれないようにしてくれ……。あとスピーカー、コンダクター先生にはまだ報告は、やめろ……。死んだはずのものが生きてる以上、学園側の情報も信用出来なくなった。
スピーカー:分かったよ。
毒霧:僕は、皆さんが奮闘している間話をまとめてたアルが……
スピーカー:もう頭がぐちゃぐちゃやねん。なんの話してたっけ?
毒霧:噂のコピーくんの話と惑わされboyがコピー対策かもしれないって話。最後にスライムが話そうとしたグェンくんの話だけデスアルが。
毒霧:スライムがこんな状態じゃ話せるわけないアルヨ。
スライム:ごめんなさい……
毒霧:どうデス?粒ぞろいの1年生。全員知ってもらいたいデスシ、ここは1年生の身体検査オリエンテーションを見学するというのは?
剣姫: 確かに。1年生の実力もだが、今年の1年生への先生方の対応も気になる所だ。
スピーカー・銃姫:異議なし
剣姫:あとスライムには申し訳ないが、会議を始める時、秘密裏に知らせるため小型スライムで皆に知らせる……よろしく頼むぞ。
スライム:うん……わかった……
剣姫:では会議は終了。解散
第2話完
Human Memories 第2話 Ketcchup @ketchup12051640
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます