こどもごころ

裸足で、原っぱを駆け巡っていた頃が懐かしい。チクチクした感触が、足を包み込んでも平気だった。でも、大人になった今は、靴を履くようになってしまった。それでも、生えている植物は変わらず踏んでいる。あの頃よりは覇気がなく、目的がはっきり決まって歩んでいるが……あの頃の私は、まだいる。

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