◆4 西暦二千年の人類に何が起きた?

◆4 西暦二千年の人類に何が起きた?


◆3 でも触れたが、

『シュウマツ配信』の星は"地球"ではない。

本当の名は"リークサ"という。


一応、地球とリークサは、

パラレルワールドにおける同一存在の星なので、次元の壁を介した"姉妹星"と言える。


例えるなら

地球に限りなく近いけど別人(別星?)


なので人間が生まれたり、地動説や引力に科学といった共通点は多くある。

もちろん全く同じではないので魔法の概念があったり、違う歴史を歩んでいる。



よって西暦1999年、

リークサの人類はSF世界もビックリな技術の進歩をしていた。

科学と魔法の両方が奇跡と言える程の進化を遂げている。


具体的には

・遥か銀河の彼方にある星まで行ける。

 そしてその星で新たな文明を築ける。

・ビーム兵器なんて当たり前、光速移動やワープ装置と色々できる。

・魔法方面も、次元操作や時間操作に

 概念書き換えとヤヴァイ事ができる。


また技術以外も完璧と言えるほどの成長をしている。

・種族間の戦争がない

・基本的に戦争クラスの争いがない

・外の星まで進出できるけど人間が潜む暴力性を考慮して、敢えて進出していない。

・基本的にこっちから攻撃しない。けれど攻撃されたら平和的解決を求めつつ行動。無理だったら滅ぼす。



余程の化け物が来ない限り滅ぼされないだろう。まあ『◆7の???』に滅ぼされるが。



この『◆7の???』に滅ぼされる人類を

この設定集では"最終人類"と仮名をつける。



★ 最終人類が滅ぶまでの経緯


西暦1999年


最終人類は宇宙の遥か彼方から飛んできた隕石を観測。"惑星リークサ"に落ちる軌道ではないと確認したが観測を継続。



同年


隕石が引力を逆らった軌道を見せ始める。

惑星リークサとはまた別の星(読者世界でいう冥王星や土星など)を淡々と移動するようになった。

またそれなりに観測した事と、リークサとの距離が近づいた事によって、魔法とは似ている別のエネルギーを隕石が持っている事を発見。


最新人類はこの時点で隕石を"生物"と仮定して観測継続。また対策を練ることにする。



数日後


最終人類が観測を続けた結果。

隕石が星を移動する度にエネルギーが増加し、また隕石が去った星の生命力が著しく落ちている事に気づく。


エネルギー増加量が惑星破壊クラスであり、

これは『紅の魔女セレナ』がデータベースに遺した、大昔に世界を恐怖に陥れた『破壊神』のエネルギー量に近い事が判明。


この情報から隕石は

惑星を破壊できる生物と推測。


急遽、

対惑星破壊生物兵器"機神"の急造と

『紅の魔女セレナ』が生み出した、

人類守護装置"勇者"をベースにした

対惑星破壊生物人間"勇者"の急造が決定。


また隕石型生物の名前を

『紅の魔女セレナ』が遺した別次元言語から、


"破壊者"の意味を持つと命名。



西暦1999年 

"エヴェッサ"観測から数ヶ月。


エヴェッサの捕食活動によりが消滅。


太陽消滅による宇宙変動は一ヶ月ほど起こっていたが(その間の人類は科学力で無傷)、程なくして変動が終わる。

最終人類はエヴェッサが太陽一帯の銀河を、己が支配する縄張りとして上書きしたと推測。


また消滅した太陽の代わりに黒い星が誕生。

黒色でありながら太陽のように光を与える点、また宇宙に漂う黒色の星でありながら、リークサから見える矛盾といい、既存の科学では説明できなかった現象が多数起こった為、銀河一帯の書き換えの説を強く後押しした。


エヴェッサが"リーシア"に向けて移動開始。



西暦1999年7月


"エヴェッサ"がリーシアに墜落。

半径500キロのクレーターが生じる。

(クレーターの大きさのヤバさを語ると、

 恐竜の大量絶滅を引き起こした隕石『チクシュルーブ・クレーター』で直径180キロ)

 

ただしエヴェッサ落下の被害は、最終人類が誇る圧倒的な技術と魔法によって無効化。


"機神"は間に合わず。

"勇者"と最終人類が誇る魔法と科学で迎撃。


しかし最終人類が誇る

・次元操作

・時間操作

・概念書き換え

を筆頭とした最新技術は全くの効果無し。

最終的に勇者に全ての責任を任せる形になってしまう。


そして勇者は己を犠牲に"エヴェッサ"を何とか封印。

撃破までは行かなくとも、数千年は行動不能になるまでに追い込んだ。

しかし勇者とエヴェッサの戦闘により最終人類の約98%は消滅。


また惑星リーシアも"エヴェッサ"の概念書き換えによる支配を受けてしまい、環境が劇的に変わってしまう。

よって最終人類は、勇者とエヴェッサの戦いの少し後に絶滅。

地上はエヴェッサの空想で塗り替えられ、

『◆7の???』が空想した生物が闊歩するようになる。



西暦50??年0?月??日


隕石の"エヴェッサ"から

人型の"エヴェッサ"(主人公)が誕生。

スマホのオメガと共に地上を探索する。


時の支配者が介入



西暦5032年8月32日


時の支配者が、

時間の魔法を発動して『紅の魔女セレナ』召喚


『紅の魔女セレナ』が配信を通してエヴェッサと出会う。(本編)





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る