この悩ましく狂おしい問題に、作者は果敢にも、しっかりとメスを入れた。誰もが経験するこの感覚が、巨大化するとどうなるか、読者に鬼気迫る思いを感じさせてくれる。自分の胸に手を当ててみてほしい。主人公の心に住まうものが貴方自身にも、大なり小なり、存在するのだから。一度読んでみていただきたい作品です。