▷文書11:変更点の詳細『現時点での『感想を投稿予定の作品一覧』は一旦リセット』

 さて、感想の投稿に関しましては一通りお話しいたしましたので、ここからは「入口」のお話となります。『▷文書9』の内容とも若干かぶってしまいますが、その部分も含め、改めてお話しさせていただきます。


 本企画は『感想企画』に参加された作品の中から「幸崎が読みたい作品をピックアップする」という手法と、「参加者さま自らが幸崎の近況ノートへ参加表明を書き込み、それを採用する」という二通りの参加手法を執らせていただいておりました。


 これは「最初からこうしよう」と決めていたわけではなく、自然と参加者さまが自主的にコメントをくださるようになっていたために、「なんとなく」その方法を採用していたといった具合ですね。私が「楽だったから」という理由もあります。


 しかしながら、トラブルに発展したケースの9割以上が、この「参加表明をしてくださった参加者さま」との間に発生しておりました。――ちなみに、残りの1割弱は「感想に反応がなく、幸崎が勝手に気分を損ねた」というだけのものですので、今回はスルーいたします。に関しての対策は、以前の文書で述べたとおりです。



 オプションの変更を兼ねた参加表明をしてくださる方の傾向としては、大きく分けて「1:企画の趣旨どおりに、作品の改善を求めておられる方」と「2:とりあえず感想・批評企画があれば参加する、感想・批評企画常連の方」と、「3:辛口企画で良い評価を貰うために参加する箔付け目的の方」に大別されると感じました。


 この中でも、特に「3」を徹底排除することは散々述べましたので、ここでは割愛いたします。そして、「1」の参加者は、私としても大いに歓迎したいところです。最も扱いに困ってしまうのが、「2」の参加者なんですよね。


 この「2」の参加者の中でも、過去に数度、よその企画主さまとの間にトラブルを起こされた方は予めブロックさせていただいていたのですが――。今回、私がトラブルに遭った相手は、まさしく「2」と「3」のハイブリッドといった方でした。



 作者さま本人が「作品の改善」を求めているのか否かは判断がつかないところなのですが、基本的に「2」の参加者は、すでに別の企画でも感想・批評をいただいているわけですからね。それでも作品に一切の手を加えていないというのは、「異世界転生で人生大成功」な作品よろしく、「前回の企画では自作の魅力を理解されなかったが、今回の企画では評価されるはずだ」と考えておられるのか、「どうせ今回の企画主も自作の魅力を理解できないんだろうな」と考えておられるのか――。いずれにしても、あまり「良い印象」は無いんですよね。


 別に前述のような理由でもいいんですよ。しかしながら、そうした参加者の多くは私に改善点を挙げさせる〝良くない部分も含む〟や〝辛口〟でのオプションを依頼なさるんですよね。自作の「魅力」を理解してほしいのであれば、素直に〝良い部分のみ〟を選択していただきたいです。評者を試すような真似は本当にやめていただきたい。はっきり言って、こうした場合の感想を書くのは、非常にめんどくさいです。笑顔で「忖度はナシで!」と言いながら、忖度を求めているような姑息さを感じます。


 そして、実際に、こうした場合に忖度なしの感想を投稿すると、高確率でトラブルになるんですよね。「あなたの感想は間違っている」「やっぱり指摘されると思った」「その認識はおかしい」「他の作品の方がおかしい」などと――。


 それだけ自作を理解し、信念を持って執筆しているのであれば、わざわざ指摘を求めるような真似をしてほしくはありません。自信を持って、自作の「魅力」を貫き通せばよいではないですか。少なくとも、書き手としての私であれば、そうします。


 私は自作の「文章」については改善の余地があると考えておりますが、世界観や設定、登場人物や構成に関しては、どれだけ指摘を受けても変更するつもりはありません。絶対の自信を持っているからです。そして、それらを、よりわかりやすく表現するためにも、「文章」のスキルを磨く必要があると実感しているわけです。


             *


 自分語りに戻ってしまいそうでしたので、話を戻します。現在の『感想を投稿予定の作品一覧』にリストアップされている作品の多くは、そうした「参加表明」を受けて記載したものが大半を占めているんですよね。つまり、悪い言い方ですが――これらの中にも、トラブルに発展しかねない「地雷」が混じっていることは明白です。


 ですので、大変申し訳ないのですが。一旦、これらのリストをリセットし、軽く流し読みをさせていただいたうえで、改めて「参加条件に見合うものだけを、幸崎がリストアップする」という手法を執らせていただきたいと考えております。


 すでに作品を引き受けさせていただいた参加者の皆さまには大変申し訳なく思います。――ですが、もはやこうする以外にありません。


 もちろん、こうすることによっても、少なからずのトラブルが起きてしまうことは予想されますが、おそらく実際に感想を投稿した際に発生するトラブルの方が、ダメージが大きいです。私は「2025年 2月」の多くの時間を『カクヨム』と『感想企画』に頭を悩ませるために遣い、こうして2万字以上の説明文を書く必要に迫られることとなりました。特に今週は、食事も喉を通らないような状態です。


 私の本業は代表作『ミストリアンクエスト』の執筆ではあるものの、やはり『感想企画』を放置した状態では連載を進めることもできず、執筆の方へ思考を向けることもできない精神状態となっております。企画の参加者さまのみならず、読者さまにも迷惑をかけている状態です。どうにか打開しなければなりません。


 感想を引き受けておきながら一方的に破棄する行為は誠に自分勝手であるとは思いますが、いまの私には解決する術がしかありません。私の見通しの甘さですね。おそらくは、今回の「改善」によって、これらのトラブル発生要因の大半は是正されるかと存じます。大変申し訳ないのですが、どうかお許し願います。

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